Blink Wallet (ブリンクウォレット)

2021年9月にビットコインを法定通貨として採用したエルサルバドルで始まったプロジェクト専用のスマホ向け Lightning Wallet の Bitcoin Beach Wallet。このたび“Blink Wallet“として生まれ変わりました！

Bitcoin Beach Wallet から比べると進化した点がたくさんあり、たとえば“日本語対応“していたり（僕が担当させていただきました！）、“サークル（つながり）”という新しい機能が導入されたり（記事後半で紹介）しています。

今回紹介する Blink Wallet アプリは、Lightning Wallet の中でも早くから開発がスタートしたこともあり、いちばん有名なウォレットの1つで、エルサルバドルをはじめ世界中で使われています。もちろん完全無料で使えます。

対応スマホ：iPhone & Android（iPad/タブレット可）

⚡ Table of Contents

Blink の使い方
ライトニング・ペイメントのやり方
【新機能】サークル（つながり）
ニュースレター
オリジナル Tシャツ（グッズ）
さいごに

Blink の使い方

アプリをダウンロードする

＞＞ Blink (公式サイト)

上のリンクから、まずはアプリをダウンロードします。上のリンクをタップすると、iPhone の場合は App Store、Android の場合は、Google Play に自動で移ります。

Blink Wallet アプリは、iPhone または Android のどちらにも対応していますが、今回は、僕が iPhone を使っているので、iPhone で解説していきます。

ダウンロードしたアプリを開くと、さっそくスタートページですので、「新たにウォレットを作成する」をタップして次に進んでください。

初期設定（アクセスコード認証）

つづいては、アクセスコード認証をやっていきましょう。あなたの国コード（今回は僕がタイ在住なので +66、日本在住なら +81）を選択し、電話番号を入力後「SMSで送信する」をタップします。

このような画面になりますので、パズルのピースをスライドさせて、パズルが1つ欠けている部分に重ね合わせてください。

あなたの電話番号宛に SMS でアクセスコードが送られてきますので、それをコピーペーストまたは入力します。

アクセスコード認証が完了したら、このような画面が出ますので、中央右に出ている「×」マークをタップします（“サークル“については、記事後半で詳しく紹介します）。

こちらが Blink Wallet アプリのホーム画面です。

初期設定（Blink アドレス設定）

ここからは、あなたの Blink アドレスを設定していきましょう。Blink アドレスとは、たとえば僕で言う【yutaro@blink.sv】のような Lightning アドレスのことです（メールアドレスのようで、メールアドレスではありません）。

Blink Wallet アプリのホーム画面右上の３本線をタップすると、上のような画面になりますので、「＠あなたの Blink アドレス」をタップして次に進んでください。

Blink アドレスの設定画面になりますので、@blink.sv 以前のお好きなアドレス（文字）を入力して、さいごに「Blink アドレスを設定する」をタップします（※なお、一度設定した Blink アドレスは、あとから変更することができません！）。

Blink アドレス設定は完了です。

ライトニング・ペイメントのやり方

ここからは、実際に Bitcoin のライトニング・ネットワークを活用して、”Lightning Payment（ライトニング・ペイメント）”をやってみましょう。

satoshi (sats) を受け取ってみる

まずは satoshi (sats) を受け取ってみましょう（satoshi はビットコインの最小単位です）。ホーム画面から「受金」ボタンをタップします。

こちらが、受金用のQRコードです。他の Lightning Wallet からQRコードを読み込むことで支払う（受け取る）ことができ、QRコードの上にある通り“2つのペイメント“方法から選択できます。

Bitcoin：通常のライトニング・ペイメントやオンチェーンペイメント。
Stablesats：Blink Wallet アプリの新機能の1つで、米国ドルに連動するペイメント（これを選択するとビットコインのボラリティによる影響を受けません）。

今回は Bitcoin で解説していきます。「Lightning」と「Paycode」 (Blink アドレス) が“ライトニング・ペイメント“を指し、「Onchain」が“オンチェーンペイメント“を意味します。

今回は Lightning で実演していきます。Lightning の下に「Set amount」とありますので、こちらをタップして受金する金額を指定しましょう。

法定通貨で受金額を指定することもできますし、真ん中の「⇅」をタップして単位を SAT に変更することで、satoshi / sats で受金額を指定することも可能です。今回は 123 SAT に設定しました（金額指定後、「金額を設定する」をタップ）。

上のように、受金額の設定ができました。なお、送金者に対して、メモを表示することもできます。受金額（今回は 123 SAT）の下にある「メモを追加」をタップしましょう。

上のようにメモを設定しました。もちろん日本語もOKですし、絵文字すら設定可能です。ここまで完了したら、いよいよ受金してみましょう。今回は別の Lightning Wallet の「Wallet of Satoshi」を使って送金してみます。

こちらは Wallet of Satoshi アプリの送信用/送金用の画面です（※Blink Wallet アプリではありません）。先ほど Blink Wallet アプリで設定したQRコードを読み込むと、123 sats が反映されました。

そのまま「送信」をタップしましょう。

上の画像のとおり、実際に僕の Wallet of Satoshi から 123 sats を、Blink Wallet アプリに送信（送金）してみました。

無事に受金完了です。トップ画面の「トランザクション」欄に緑色で 123 SAT と反映されています。

satoshi (sats) を支払ってみる

つづいては、satoshi (sats) を支払ってみましょう。ホーム画面から「送金」をタップします。

送金先は「入力欄に入力する」か「QRコードを読み込む」か、「コピーしたアドレスを貼り付ける」かの3通りがあります。まずはQRコードの読み込みからやってみましょう。入力欄にある「QRコードのマーク」をタップします。

写真のようなQRコード読み込み画面が出てきますので、Lightning Payment（ライトニング・ペイメント）用のQRコードを読み込んで送金に進みます。

＜僕の Lightning QR コード＞

よかったら、ぜひ試しに送金してみてください（1 satoshi から送金でき、手数料はかかりません）。

ただし、当然ですが satoshi (sats) を持っていないと送信することができません。以下のページでは無料で satoshi (sats) をゲットできるたくさんの方法ついて紹介していますので、あわせて参考にしてください。

＞＞ STACK SATS | Bitcoin は、世界を変える

もしくは送金先を「入力欄に入力する」または「コピーしたアドレスを貼り付ける」ことで、QRコードを使わなくても遠くにいるお友だちへ Lightning アドレスを通じて satoshi (sats) を送金することもできます。今回は、僕の【yutaro@walletofsatoshi.com】に送ってみましょう。